2009-01-01から1年間の記事一覧

最近読んだ本

『西洋音楽史』岡田暁生 その名の通り、西洋の音楽というかクラシック史。クラシックの外観はわかったような気がするけど、クラシックは通史を読むより、とにかく聞いてみて好きになったものから興味の範囲を拡大すればいいかなとも思った。 本書で面白かっ…

ノンエリート青年の社会空間

という本を読んでいる途中。要するに大学出てそのまま就職という「いわゆる」一般的なコースをたどらなかった人についてのフィールドワーク。今読んでるところは自転車のメッセンジャーの仕事をしてる人達のところ。 普通に考えれば体力的にみて長続きできる…

質問者D

今日配信されたシノドスvol.40に、 特別鼎談 / 荻上チキ×速水健朗×西田亮介 「アーキテクチャへの想像力」(後編)という特集があります。これは夏に紀伊国屋書店で行ったイベントなんですが、僕も見に行きました。そこで僕はイベントの最後に質問したんです…

キルケゴール

岩波版で読んでたキルケゴールですが、ちくま学芸文庫版で新しい訳ででているのを発見。評価もそっちの方がよかったので買いなおして読んでます、本当に少しずつ。死にいたる病 (ちくま学芸文庫)作者: セーレンキルケゴール,Soren Kierkegaard,桝田啓三郎出…

読解

今日は大学の副ゼミで輪読しているブルデュー&ヴァカンの『リフレクシヴ・ソシオロジーへの招待』の文献発表担当でレジュメ発表しました。正直ブルデューへの興味はそこまでないのですが、ブルデューは普段理論書を書くことがない中で、本書は珍しくブルデ…

ゼミでのこと

フーコーの研究もしている佐々木中氏の本やらインタビューやらの内容について大学院のゼミ生間で最近よく議論になります。詳しくは結論が出たら書きたいのですが、ゼミ後にファミレスでああでもないこーでもないと議論できることはいいことですねー。「自己…

文字起こしについて

とあるつながりである講義の文字起こしをやってみました。初めての経験だったのですが、一時間半の講義に、おそらく10時間以上はかかりました。聞いてはいましたがなかなか大変なものです。 と、ただ愚痴を言いたいわけではありません。その逆です。口頭で語…

都会から取り残された小学校にて

最近コミュニティについての研究会を行っているのですが、その研究会、なんと廃校になった小学校でやっております。廃校といっても田舎でやっているのではなく、都心のど真ん中にぽつんとある小学校。統廃合の結果でしょう。かくいう僕の中学校も統廃合が行…

鎌倉に行ってきました。

ちょっとした用で鎌倉に行ってきました。高校時代から鎌倉には思い入れがあります。古くは2001年に放送された『コメットさん』というアニメの舞台が鎌倉であったことから鎌倉に興味を持ち、 大学時代もふらりと海を見に行ったりしてました。先日放送が終了し…

読書感想

日曜のイベントに備えて、以前読んだ速水健朗さんの『ケータイ小説的。』を読みなおしてみました。正直以前読んだときにはそれほどピンと来なかったのですが、今回改めて読み返して、非常に多くを学びました。 レイプや不治の病という実際にそう起こらない記…

先日某ゼミで聞いたことをからめつつ、フーコーと美学について考えました。 美学の前に右翼思想について。右翼思想の根本には、人間理性の限界を自覚した上で、それでも自らでは統御し得ないものを受け入れるという考えがあるとのこと。言いかえれば端的な意…

ゼミ合宿in一橋

27、28日と一橋の院ゼミの合宿でした。教授の家に一泊二日、男五人で泊めていただきました。途中教授の息子さんに会うなどの経験をしつつ、わいわい楽しかったです。 合宿では僕と後輩が共にフーコーで発表したり、環境正義とジェンダーという自分には縁…

新宿でエヴァについて考える

昨日(8/25)新宿の朝日カルチャーセンターにて東浩紀さん、竹熊健太郎さん、伊藤剛さんの三人が「エヴァをめぐって」というタイトルでトークショーをやったので見てきました。竹熊さんは2007年の「序」と今回の「破」に合わせてTBSラジオで宮台先生と対談し…

「アーキテクチャへの想像力」イベントのお知らせ

先日書いたように、今年度博士課程に進学してからいろいろな方々にお世話になっている。そんな中でも周りの人間に気を配ってくれている、(勝手に僕が兄貴分と密かに思っている)西田亮介さんがイベントをするそうだ。紀伊國屋新宿本店ブックフェア「アーキ…

『ストリートの思想』読んでみた。

僕の周辺で読んでいる人が多い『ストリートの思想』を読んでみた。いやなんというか、本当にこんなんでいいのかよ、と著者には申し訳ないが思ってしまった。 路上でサウンドデモをしている集団を、とってつけたようにマルチチュードと呼ぶことにどれだけの意…

おくればせのエヴァ感想(ネタバレなし)

公開三日後に見に入ったのにもかかわらず、今になっての感想を。・とりあえずの感想 まだネタバレはしない方がいいと思うので、ネタバレなしで書きます。 で、今作。後輩は今回の映画全般は「救済」がテーマだと言っていたが、むしろそれは旧作(テレビも映…

帰ってきたら読みたい本

を羅列して、とりあえず自分を追い込まなければ。パノプティコン構造によって主体化=服従化の方向へ。人間の将来とバイオエシックス (叢書・ウニベルシタス (802))作者: ユルゲン・ハーバーマス,三島憲一出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2004/11メ…

最近読んだ本

とりあえず羅列悩む力 (集英社新書 444C)作者: 姜尚中出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/05/16メディア: 新書購入: 15人 クリック: 159回この商品を含むブログ (313件) を見る若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)作者: 城…

我が麗しの童貞時代

宮台氏と速見氏の共著『不純異性交遊マニュアル』を読書中。本書では東大の童貞軍団と、青山とか慶応のスティンガー(ヤリチン)軍団の対談が収録されているが、どっちの話もメチャおもろい。 自分が童貞だった頃はおろか、つい去年くらいまでは完全に童貞軍…