新宿でエヴァについて考える

昨日(8/25)新宿の朝日カルチャーセンターにて東浩紀さん、竹熊健太郎さん、伊藤剛さんの三人が「エヴァをめぐって」というタイトルでトークショーをやったので見てきました。

竹熊さんは2007年の「序」と今回の「破」に合わせてTBSラジオで宮台先生と対談しており、とりわけ2007年の放送から竹熊さんを知った自分は、『私とハルマゲドン』という竹熊さんの本にいたく影響を受けたのを覚えてます。

トークショーの内容的には、東さんのブログの感想をみていたこともあり、予想していた感じかな、と思ったとこです。東さんいわく、今作はダイコンフィルムのときにあったような庵野監督本来の映像作家性がよくあらわれているというか、そもそも彼は映像作家として天才であり、物語を創出する作家ではないとのこと。

もちろんこれをどのように受け止めるかは人によりけりなのですが、やはり批評性がある作品ではないという解釈は、自分としてはどこか悲しい気も。まあしかし4部作ですから、最後まで見たときにまた何かあるのかもしれません、エヴァとはそういう作品でしょう。

私とハルマゲドン (ちくま文庫)

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動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

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