フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる社会学
先日、僕も執筆している本が発売されました。
- 作者: 現代位相研究所編,堀内進之介,大河原麻衣,山本祥弘,塚越健司
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 単行本
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社会学の入門書です。
ですが、入門といいつつ、初学者以上も学べる視点で書かれています。
というのも、本書にちりばめられている社会学のキーワードは、視点によってはいくらでも深読みできるものです。
それはつまり、平易な文章ではありますが、読む人が読めば、その裏に秘められている社会学の深淵な領域にまで足を突っ込むことが可能だということです。本書の平易な文章を契機として、どこまで社会学の深淵にもぐりこめるか。初学者以上の方もそうした読み方ができると思います。
また本書は社会学の本ですが、これを読めば社会を知ることにはならない、ということがまえがきで述べられています。どういうことでしょうか。
まえがきにも書いてありますが、「社会学」と「社会」は異なります。社会学は学べば学ぶほど、「社会」とは何ぞや?という問いに答えることが一層困難であることをわからせてくれるものです。だからこそ、社会学は興味深い。本書を読むことで、社会の広さに驚き、そして失望よりも探究心を掻き立てられるのではないかと思います。
興味のある方は、まず最初のまえがきでも本屋で読んでいただければ幸いです。よろしくお願いします。